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今回は雑感です。一部ネタバレを含みます。 ●雑感 団体戦三位決定戦で、千早と新がとうとう対戦することになりましたね!
周防名人から詩暢は「努力の人」だと言われ、自分も近づける気がした太一。 (近づける気がしたって) (結局見るのは絶望だ) (ああはなれない) 詩暢から逃げるように帰ろうとする太一。 すると、そんな太一を周防名人が呼び止めます。親御さんにとお土産のお菓子を渡す周防名人。しかし、親のことが疎ましい太一は頑なに拒否します。 「君も」 「持っているものを無視しすぎだ」 「大阪までなにも言わずに来る」 「そのお金を自由に使わせてくれるのは誰だ」 「緊張せず新幹線に乗れる男に育ててくれたのは誰だ」 新幹線 太一は新大阪駅から新幹線に乗車。さきほどの周防名人の言葉が胸に響き、お母さんに電話をかける太一。そして、いま大阪にいることや今日中に戻ることを伝えますが・・・ 「はあ! ?」 と驚かれてしまいます。 電話からは、なぜか「バンッ」「バンッ」と畳を叩くように大きな音が聞こえてきます。太一が今どこにいるの訊ねると・・・ 「どこって・・・」 「あなたが朝早くに」 「いつもと違うカバン持って出て行くから」 「全国大会に行ったんじゃないかって」 「近江神宮にいるんじゃないかって」 「思ったんじゃないの・・・」 さらに、お母さんから、瑞沢は負けてしまい、今3位決定戦を戦っていることを伝えられます。 「ねえ」 「千早ちゃんが戦ってるのって」 「あの子でしょ?」 「あの福井の」 「メガネの子」 千早と新と3人でかるたを取ったことが思い浮かんでくる太一。電車が京都駅に到着し、扉が開くと同時に、飛び出して行きます。 3位決定戦を戦う瑞沢と藤岡東。勝負はまだ序盤。しかし、なんとすでに千早が5枚差をつけて新を圧倒しています。 払った札をゆっくりと拾い、汗を拭う千早。 「いいね かなちゃん」 「2枚リード」 「机くん」 「守りよかったよ」 「田丸さん次も取れるよ」 「落ち着いて」 「さあ行くよ」 新が驚いたような表情で千早を見つめます。 (これが) (千早?)
ガクーンとする部員たち。一方、千早も・・・ 「ああ なんか出札悪いと思ったぁ! !」 自分のハチマキをギュッと結び直す千早。田丸の肩を抱えながら、声を出します。 「よし」 「みんな行こう」 北央vs富士崎 決勝戦を前にして、ヒョロットカードを投げようとするヒョロに、太田が体当たりを食らわせ止めます。ヒョロットカードなしで戦いたいと言う太田。そして、ヒョロットカードなしでも一番を強い北央を証明したいと。 これは決勝戦前にゆかりが須藤先輩に頼んでおいたこと。ゆかりは、ズルをしているわけではなくても、ヒョロくんはきっと辛い思いを抱えていることを察します。 「高校3年間で1度いいから」 「純粋な」 「運命による対戦を」 「させてあげたい」 みんなの思いに応え、ヒョロットカードなしでオーダーを組む北央。そして、北央・富士崎、双方のオーダーが発表されますが・・・ (ヒョロットカード使わなくても強いやつと当たるじゃん) (変わんないじゃねーか) (ヒョロ君の徳高すぎ!!)